玄関ドアに指紋認証オートロック取り付けました

玄関ドアに指紋認証のオートロックシステムを取り付けました。
取り付けたと言っても自分じゃ無理なので、業者さんにお願いして、ですけどね。

お願いした業者さんは、卸値で指紋認証ドアロックを販売していると言う「マツオカロックシステム」さん。
取り付けたのは指紋認証と暗証番号認証に対応した「SHIMON FP-02」。

  1. 指紋認証錠導入の経緯
  2. 指紋認証錠の選定
  3. 施工業者の選定
  4. 施工の様子
  5. 認識しない指紋認証

 

指紋認証錠導入の経緯

子供が学校から帰ってきた時に、嫁さんが自宅を施錠して買い物に行ってたりすると家の中に入れない、って事で、子供には家の鍵を持たせています。
それ自体は珍しい話では無いと思いますし、子供のお友達の多くも自宅の鍵を持ってる、と言う事。

うちでは基本的にランドセルに鍵を付けて、使用する時以外はランドセルのポケットの中に仕舞う様にさせています。
ところが、子供から聞いた話によると、お友達の何人かはズボンのポケットに鍵を剥き身で入れて持ち歩いてるそうなんです。
それって鍵を落として無くしてしまいそうで怖いのですが……

子供には真似しちゃ駄目よ、と念押ししたものの、何かの拍子に鍵を無くす可能性は残る訳で。
ついでに、この春から嫁さんが子供が帰ってくる時間に自宅にいない機会も増えそうなので、ってのも大きな理由。

いろいろ対策考えてみたけど、鍵を持ち歩かずに済むって事で、指紋認証とか暗証番号認証とかが候補に。

指紋認証錠の選定

最初はドアの既存の鍵穴を利用出来るものを探していたんだけど、うちのドアのドアノブの形状に問題があって、既存の鍵穴を利用するタイプで設置可能な物は無い、って事に。
うちの玄関ドアは新日軽のリベール(無印)って奴で、ドアノブが鍵穴一体型のプッシュプルハンドルになってる。
鍵穴が独立しているタイプなら、既存の鍵穴を利用するタイプの商品が取り付けられるらしいんだけど、鍵穴一体型のプッシュプルハンドルに対応できる製品は無いらしい。

なので、既存の鍵とは別に追加で取り付けるタイプから選ぶ事に。
で、追加取付タイプの製品を色々探してみたんだけど……

先ず、この手の製品の殆どが韓国製。
一応探せば日本製のもあるけど……と言っても見つけたのは一つだけ。
でも、指紋認証錠というジャンルにおいては、韓国は世界的にもトップレベルらしい。
その理由がオンラインゲームと同じで、お国柄的に必要に迫られて、って事らしい。流石韓国。

で、偏見抜きに製品比較していくと、大抵の物に共通しているのが、電池式って事。
別売りのACアダプタとかでコンセントから電源引ける物もあるにはあるけど、標準機能としては乾電池で動作。
そして電池が切れた場合に備えて、ドアの外側の方の機器に9Vの角電池で一時給電可能な端子を備えてる。
要は、電池切れて動かなくなったら、近所のコンビニとかで9Vの角電池買ってきて、緊急用端子に押し付けると認証機能が動作する、と。

でも良く考えてみよう。
電池切れはそれでOKかもしれないけど、電子回路の方に不具合起きて動作しなくなったらどうするの?
指紋認証も暗証番号認証も電子回路が故障したら動かない。

いざと言う時に一番安心なのは、結局物理鍵。
指紋認証錠自体は多数あれど、その中で物理鍵にも対応している製品ってのが「SHIMON FP-02」だけだったんですね。
見た目も、それなりにスマートなのと、防水もしっかりしてそうだったし。
いずれにしても決め手は物理鍵に対応している点でした。

施工業者の選定

実は指紋認証錠を検討した際に、先ず自分で取り付けるのは無理だろう、って事で、端から施工して貰うの前提で指紋認証錠を探していました。
なので、検討して最初にやったのが「指紋認証」と「大阪」をキーワードにググるって事。
その結果、一番上に出てきたのが「マツオカロックシステム」さんでした。

ただ、この時点では指紋認証錠の情報を得つつ、施工費用も確認するくらいの感じでした。
一通りサイトを読ませて貰って、各製品の特徴とか見た上で、それぞれの製品をググって他の施工業者や販売会社を探して見に行く、を繰り返し。
なので、指紋認証錠の選定よりも前に「マツオカロックシステム」さんを見つけていたり。

で、色々製品探して、後付けタイプばかりで、既存の鍵穴利用するタイプは無いのかなぁ、と、ここでようやく「指紋認証錠の選定」に繋がる訳ですね。
まぁ、結局色々探して、その結果として「SHIMON FP-02」が良さそうだなぁ、って事に落ち着いた訳ですが。

で、今度は施工込で「SHIMON FP-02」扱ってる業者を色々探してて……その価格の高さに……(^^;
以下が色々探して見つけた一部。

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価格を見ると判るけど、施工費別途の「SHIMON FP-02」のみで概ね17万円。(特価品で13万円程度。)
そして施工費の記述がある所を見ると、1.6万円~とか、2.5万円~とかで、実際にどれだけ必要かは不明。

いずれにしても、かなりのお値段。

一方、一番最初に見つかったから「マツオカロックシステム」さんの場合、「SHIMON FP-02」が8.5万円に施工費が2万円。
施工費込でも特価品の値段より安い……
マツオカロックシステム」さんの場合、直輸入してるので流通途中のマージン削れるので、この価格で提供出来るんだそうで。

以前、Androidスティック検討してた時に直輸入も検討したので、その時の事を考えると、直輸入自体は誰にでも可能。
ただ、あちらのマーケットで真っ当な出品業者を見分けるのと、輸送料と輸送に要する期間を考慮すると、個人で単品1つ買うのは余りお得では無かったりします。
今回、「SHIMON FP-02」については特に検索かけて向こうの価格でいくらで日本円にするといくらなのか、とかまでは調べてはいません。
他の業者が提示している価格と、「マツオカロックシステム」さんが提示している価格を比較した上で、個人輸入する労力と時間や施工も業者頼りって事を考慮した結果、「マツオカロックシステム」さんにお願いするのが一番かなぁ、と思ったので。

値段が安いってのは決め手ではあるけど、安かろう悪かろうでは困るので、再度改めて「マツオカロックシステム」さんのサイトを一通り目を通しなおして、ここになら頼んで大丈夫そうだなぁ、と思ったので、「マツオカロックシステム」さんにお願いする事に決めました。
実際には、「マツオカロックシステム」さんにお願いしようと思ってから、商品についての懸念点を問い合わせして、そのレスポンスを見て、信頼出来そうか否かの判断を行いました。

施工の様子

そんな訳で、やってきました施工日当日。
施工は昼過ぎからお願いしていたので、それまでに玄関ドアを掃除してみたり。
前日に子供が割れないシャボン玉とかで遊んで、色々と付着してたようなので。

ちなみに、施工前の玄関ドアの様子が以下。
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そうこうしているうちに、「マツオカロックシステム」の松岡さん到着。
玄関の外で「SHIMON FP-02」を開梱し、動作などの説明をしてくれました。

そして、家族の指紋を機器に登録。
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なのですが……
筆者の指紋を登録して、指紋認識テストを行ったら全然認識しないでやんの……orz

いえ、機器の精度が悪い、とかでは無いのですよ。
だって、嫁さんのも、子供のも、何ら問題なく、あっさりと認識して開くんですもん。
えぇ、筆者だけ認識しない(^^;

まぁ、筆者以外は問題無いようなので、とりあえず筆者は放置で工事を。

そして、いよいよ取付開始。慎重に取り付け位置決めを行います。
子供の身長を考慮して、出来るだけ下の方に取り付けて貰う事にしました。
とは言っても、玄関ドアのプッシュプルハンドルにぶつかると問題なので、ぶつからない範囲で極力下の方に。
取り付け位置を決めた後、設置用型紙(機器のねじ穴とかが印刷されている)をドアに貼り、穴を開ける位置にマーキングを行います。
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マーキングを行ったらドリルで穴開け。
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ドリルで開けた穴はホールソーで大きな穴を開けるための下準備の穴のようです。
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この後、穴を開けた際に出来たバリを取り除いていました。
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ドアの穴は上手くやらないと、ドアの表と裏で位置が微妙にずれて、後で調整が大変になるそうで。
SHIMON FP-02」は物理鍵があるせいで、他の機種より取り付けが難しいそうです。
他の機種は個人でも取付出来ますよ、との事ですが……日頃からマイドリルで日曜大工しまくってるような人じゃないと無理な気がします(^^;

さて、ドアに穴が開いたので、いよいよ装置の取り付けです。
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一見、あっさり完了したように見えますが……実は大変なのは、ここからだったりして。
物理鍵でサムターンが回るかどうか確認して、とりあえず大丈夫だったので、ドア内側用の機器も取り付けたら、物理鍵でサムターンが回らなくなっちゃいました。
原因は外側用機器についている、サムターンを回すための棒が長すぎて、内側用機器を取り付けると、内側機器の筐体にぶつかって、上手く回らなくなるんだそうです。
これ、仕様の不具合とかではなく、幅広くドアの厚みに対応するためのようです。
とは言え、うちのドア、取付可能サイズの上限に近い厚みの筈なんですが……数ミリの差が影響するのでしょうかね。

長さを調整するために、サムターンを回すための棒を、グラインダーで削る事に。
うん、この工程が出てくる時点で、素人さんには無理だから(^^;
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飛び散る火花!結構火の粉が降りかかってるように見えますが……松岡さん、大丈夫なのでしょうか?
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長さの調整が終わった所で、再度内側機器の取り付けです。
調整した結果、無事に物理キーでサムターンが回るようになりました。
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後は内側機器のデッドボルトの受け皿となる、ストライク受け金具を取り付けるだけです。
が、今回は親子ドアの子ドアにデッドボルトが引っかかってドアが開かないようになるので、ストライク受け金具は見栄えのためだけで、内側機器のオートロックのためのセンサーを受けるものさえあれば、ストライク受け金具は不要だとの事。
付属のストライク受け金具ではなく、代わりに子ドアにゴムを取り付けて、そのゴムでオーロックセンサーを受けるようにしませんか?との事だったので、嫁さんと協議して、ゴムを取り付けて貰う事にしました。
と言うのも、子ドアにストライク受け金具付けると、威圧感が出るのと、見た目的にもゴテゴテしてしまうので……
ゴムはしっかりとねじ止めされるので、簡単に外れたりしないので安心です。
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と言うわけで、これで無事に施工工事完了です。
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この後、暗証番号の設定も行って、設置が完了しました。
松岡さん、お疲れ様でした。(^^)/

さて、無事に工事が完了した訳ですが……

工事に要した時間は約1時間。
でも、傍から見てたら、予想以上に取り付けは大変そうでした。

これで工賃2万円。
大抵一人動いたら、動くだけで1万円程度は要求される訳です。
松岡さんの所は、通常の施工だと1.25万円。(大阪府下の指定エリア内の価格)
取付の様子見てたら、差額分は納得、と言うより、本当にこの価格で大丈夫なの?(この値段で利益出てるの?)と思ってしまいました。(^^;
他の業者だと、ウン万円~とかになってる”~”の部分で、追加請求されちゃいそうな感じでしたしね。

そもそも、「SHIMON FP-02」の価格自体、いくら途中のマージン削っているとは言え、かなり安く設定されていますし。
他人事ながら、結構薄利なんじゃないかと心配になったり。

ちなみに松岡さん、人当たりの良さそうな、非常に感じの良い方でした。
施工込でお願いするにしろ、商品のみ通販で買うにしろ、信頼して大丈夫だと思います。

後、今回取り付けて貰った「SHIMON FP-02」ですが、日本語マニュアルが付属していました。
元々日本向けに出すものには日本語マニュアルを付けているのか、松岡さんの所で付けてくれたのかは判りませんけど。
いずれにしても、ちゃんと日本語のマニュアル付いてくるので、その点でも安心して購入出来ますね。

認識しない指紋認証

無事に工事も完了して、松岡さんが帰られた後。
筆者と嫁さんと子供の指紋を、左右それぞれ3本ずつ、計6本ずつ指紋を登録しました。

そして、指紋認証テストを……

はい、見事に認識しません、筆者の指だけ……orz

もうね、見事に嫁さんにも子供にも笑われました(^^;
施工中のテストでは2~3回に1回は成功したのに、6本とも見事に認識不能。
さらに、何度か試すも、全然ダメ。

その横で、嫁さんとか、子供は、どの指でも一発認証。
たまに指の置き方悪くて認証しなくても、再度やり直せば問題なく認証。

うん、とりあえず筆者だけ暗証番号で鍵開けるよ!……orz

こればっかりは指の状態次第なので、どうしようもないですね。
指先が乾燥してるとダメって事なので、乾燥肌の方は注意が必要です。
一応、指先にはぁ~って息を吹きかけてからやれば、とは言うものの、それでもダメなものはダメなので。(^^;

まぁ、元々子供が鍵持たずに済むように、って事で取り付けた物なので、本来の目的は果たせてるから問題無し。
ついでに、暗証番号の方も操作教えておきましたが……あっさりと操作覚えました。

今回取り付けて貰った「SHIMON FP-02」、松岡さんの所で半年間の製品保証が付いてますが、実際に使用しての耐久度は、これから使っていく上で、になりますので、その辺りは機会があれば、その際にでも。

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コメント

  1. 原山一哲 より:

    家を建てる計画をしています。
    以前から興味があり、将来は取り付けたいと思っていました。
    もう少し確実な値段が知りたいです。

    1. アバター画像 cougar(管理人) より:

      消費税率アップに加え、うちで取り付けたFP-02は製造終了なので原山さんが取付される時には別機種になると思いますので、あくまで参考値にしかなりませんが、うちの取付当時の価格で指紋認証鍵FP-02の本体価格が85,000円、取付工事費が20,000円で計105,000円でした。
      原山さんが大阪近隣在住で家を建てられるのであれば、マツオカロックシステムさんの所で問い合わせしてみるのも良いと思います。(工事も丁寧ですし、価格も良心的だと思います。本体価格や取り付け費用も全て掲載されています。)

cougar(管理人) へ返信する コメントをキャンセル

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