Inateck HiFiヘッドフォン Lacerta BH1102

先日InateckのBluetooth接続のイヤホンBH1001レビューを行いましたが、今回は有線イヤホンのレビューです。

製品ページの表記を見ると、Inateck Lacertaデュアルダイナミックドライバー インイヤー HiFiヘッドフォン BH1102 との事ですが、長いのでInateck Lacerta BH1102と呼ばれてるみたいですね。

商品のチェック!

先ずはパッケージ。
青を基調としてイヤホンの線画が描かれているシンプルな物になっています。
この辺りはInateckのイヤホンで共有仕様なのでしょうかね?

パッケージ

中箱を開けると収納ケースが収まっています。
そして、このケースの中に製品類が。

さて、それでは中身。
イヤホン本体に収納ケース、ケーブルクリップにサイズ違いのイヤーピース、そして取説。

内容物

収納ケースはBH1001の物と同じようですね。

以下はケーブルクリップとイヤーピース。
イヤーピースはS・M・Lの3種類で、Mサイズは最初から製品に装着されています。
交換用パッドとコネクタ

写真上側に見慣れないものが写ってますが……
実はこれ「航空機用オーディオジャック変換アダプタ」なんですね、って何やねん、それ……

飛行機の機内でビデオが上映されていたり、音楽が聞けたりする訳ですが、それらの音を聞こうとすると座席脇のコンソールに座席に備え付けのイヤホンを繋いで聞くわけです。
でもって、この変換アダプタ、コンソールのイヤホン接続口に刺すと、自前のイヤホンで機内音楽などを聴くことが出来るようになると言う優れもの。

実際問題どれだけ需要があるかは別としても、収納ケースの中に納めておけば邪魔にならないですし、必要になった際には取り出して使えるので便利ですね。

実際に使ってみる

実際にイヤホンを使ってみます。
イヤホンのケーブル自体は細めなのですが、割と剛性はある感じです。
と言っても硬くて困ると言う程では無く、不用意に断線しない程度の剛性を保っているって感じですね。

イヤホン

パッド部のデザインは好みが分かれる所。
左右が判りやすいように其々RとLの刻印が……

パッド部

イヤーピースは自身の耳に合わせるとして……
ちなみに筆者の場合は標準添付のMサイズで丁度良かったです。

ケーブルのタッチノイズは結構響きます。
と言うか、有線イヤホンである以上は避けようが無い事ではありますが……

ただイヤホンの形状が素直なので、ノーマル装着は勿論、シュア掛けしても装着感的には問題ないのでシュア掛けで使う方が良いかも知れません。

装着

もっとも、R・Lの刻印が逆さになるので、それが気になる方にはお勧めしませんが……

これは困った……

残念な事にAndroidでのリモコン操作は機種依存が激しいです。
まぁ、これはAndroid側の仕様の問題であって、このイヤホンに関わらず、有線式イヤホンでは避けようが無い(どうしようも無い)困った仕様な訳ですが……(と言う訳で、イヤホン側には一切非はないのですよ。)

とりあえずコントローラー部。

コントロール部

中央に電話のマークがあり、これが再生・停止と通話を担います。
さらにダブルクリックで次曲に、トリプルクリックで前曲に、と選曲操作も行えます。
その左右に+と-のマークがあり、これらが音量操作を担います。

裏側にはAとBに切り替えるスイッチが付いていますが、AにするとiPhone、BにするとAndroidまたはWindowsPhoneに対応するようです。

公式の説明では、イヤホン側の実装としては、そのようになっているようですが……

実際にAndroid端末で使用してみると再生・停止以外は正常に動作しません。

以下の手持ちのAndroid端末3つで試してみました。
・SHARP SH-M01(Android 4.4.2)
・FREETEL priori2(Android 5.0.2)
・lenovo YOGA TABLET 8(Android 4.4.2)

SHARPのSH-M01(Android 4.4.2)では音量調整不可、次曲送りのみ操作可。
FREETELのpriori2(Android 5.0.2)では音量調整可、選曲は操作不可。
lenovoのYOGA TABLET(Android 4.4.2)では音量調整も選曲も不可。

同じように操作しても機種毎に挙動が変わります。

これはAndroidのOS仕様と、Android端末側の実装の問題なのでどうしようもないですね。
同じ信号を送っているにも関わらず、それそれが異なる動きをしてしまう訳です。

ちなみにiPhoneの場合はバリエーションが存在してませんから単一の動きしかしませんので、問題なく使えるらしいです。

ですので、Android端末においてはリモコンによる操作はおまけ程度、自身の端末で上手く動けばラッキーくらいに思っておくのが良さそうです。

結局の所どうなの?

イヤホンとして考えた場合、一番大事なのは耳へのフィット感と音質だと思います。
正直リモコン操作は出来れば嬉しい、くらいの付加価値ですし。

耳へのフィット感は個人差がありますので何とも言えませんが、私的な範囲では良い感じでフィットしてくれています。

音質の方はと言うと、販売されている価格帯の中では良い方だと思います。

デュアルダイナミックドライバー インイヤー HiFiヘッドフォン なんて書かれていると低音重視のイヤホンなイメージになってしまいますが、実際に聞いてみると低音部が誇張されているかと言うと、全くそんな事は無く、寧ろ良い意味で素のままに近い状態で聞けてるんじゃないかという感じがします。

低音重視のイヤホンの場合、低音がうるさくなりすぎてイコライザ等で低音を抑えるように設定して聞かざるを得ない物もあったりしますが、このInateck Lacerta BH1102に関してはイコライザ不要、イコライザを使うのなら自分の好みの音にするため、と言う本来のイコライザの使い方が出来るわけです。

前回のBH1001の時にも感じましたが、Inateckのサウンド関連製品って全般的に価格の割には音が良いんですよね。
音にのみ注目して考えた場合、非常にコスパが良いんです。

勿論、あくまでもその価格帯の中で見た場合に、であって絶対的に音質が凄いかと言うと、所謂高級イヤホンに類するようなものと比べると当然の如く劣る訳ですが……

ただ、その辺りのイヤホン使って聴くような人は音源がハイレゾプレイヤーとかであって、スマホとかは使ってないと思うんですよね。(と言うか、音源スマホなのに高級イヤホンとか宝の持ち腐れも良い所でしょうし。)
音源スマホって考えた場合、高くても5千円くらいまでのイヤホンが適正な気がします。

勿論、下限の方も いくら安くても流石に千円くらいのイヤホンは最低限として用意した方が良い気はしますが……
流石にスマホのおまけで付いてきているようなイヤホンだとか、百均のイヤホンだとかは論外ですよね。
まぁ、音が出ているのを聞ければ十分、であれば そういうイヤホンでも良いと思いますけど。

iPhoneの方は良く知らないですが、最近付属しているearpodsイヤホンであれば割と音質が良いらしいですね。
それより前のは酷かったって話ですが……

なので最近のiPhone使ってる人だと付属のearpodsで間に合ってる感じでしょうかね。
他のイヤホンとかearpodsが耳にフィットしない場合くらいですかね?

Androidの方は普通にイヤホン別途用意すると思いますので、手頃でそれなりの音を求めるのなら、このInateck Lacerta BH1102を試してみても良いと思います。

[公式サイト:Inateck Lacerta BH1102]

 Inateck Lacerta BH1102

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